オペラの会場

クラシックのオペラ歌手にはソプラノを中心に美人が多くいます。オペラで見ると衣装を着て、顔も舞台映えするように派手な化粧をしていますから、気が付かない時もあります。しかし、リサイタルでその姿を見ると、この方はこんなに綺麗だったのかと驚かされることがあります。

やっぱりオペラ歌手の中では、ソプラノに集中的に光が当たります。ちやほやされてるのはソプラノばかりです。オペラ歌手の中でも華ですからね。主役が多いという事もあるでしょう。オペラ界はソプラノ歌手を中心にして回っています。このランキングもソプラノが中心になっています。

世界の女性オペラ歌手の中で特に厳選した美人オペラ歌手をご紹介します。クラシック界の中でも女性オペラ歌手は各国でモテモテの方たちが数多くいます。美貌だけではなく、いずれも才能豊かな女性だからでしょう。彼女たちは、今日も、主要オペラ座で聴衆を感動させている事でしょう。

第10位 オルガ・ペレチャッコ

オルガ・ペレチャッコ

名前:Olga Peretyatko
出身国:ロシア
誕生日:1980年5月21日
声質:ソプラノ

「ベルカント」の新女王

「ベルカントの新女王」と呼ばれる美貌のソプラノ。2010年のエクサン・プロヴァンス音楽祭を皮切りに、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場、パリ・オペラ座といった世界の歌劇場で、次々と主役デビューを果たしました。

彼女の歌声は瑞々しく、色彩豊かでありながらも艶やかで魅力的です。コロラトゥーラ・ソプラノの声からは、役柄の感情の機微さえも感じる事が出来ます。この数年で、瞬く間にスター街道を突っ走り、今や、世界トップクラスの人気と実力を誇るソプラノ歌手に成長しました。

第9位 森 麻季

森 麻季
名前:Maki Mori
出身国:日本
誕生日:1970年8月19日
声質:ソプラノ

素敵な日本人オペラ歌手

敢えて彼女を選んだのは私の好みだからです。この方はデビュー当時から大好きです。東京都出身で、東京藝術大学声楽科、同大学院独唱専攻終了。在学中に安宅賞を受賞するなど、学生時代から期待された歌手でした。文化庁オペラ研修所修了後、ミラノとミュンヘンに留学します。

2018年に出したCD「至福の時~歌の翼に」は彼女がこれまでの歌手人生を振り返り、心に残る歌、今後も歌い継いで行きたい歌を選りすぐった歌曲集です。幅広い曲を選んで歌っています。こういった歌曲集もたまに聴くと心が洗われるようです。彼女の良さが満ち溢れているCDです。

第8位 ケイト・リンジー

ケイト・リンジー

名前:Kate Lindsey
出身国:アメリカ
誕生日:1980年?月?日
声質:メゾソプラノ

女神のような美人オペラ歌手

バージニア州リッチモンドで育ち、インディアナ大学とメトロポリタン歌劇場のリンデマン・ヤングアーティスト・デベロップメントプログラムで学びました。メトロポリタン歌劇場の研修生に選ばれた事から、若くして才能を発掘され、鍛えられてきたのだと思います。

今まで、メトロポリタン歌劇場、シアトルオペラ、ロサンゼルスオペラ、サンタフェオペラ、ウィーン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場、シャンゼリゼ劇場、グリンドボーンなど、世界的な多くの歌劇場で歌ってきました。年齢的にも丁度脂が乗った時期で今後に期待しています。

第7位 ルネ・フレミング

ルネ・フレミング

名前:Renée Fleming
出身国:アメリカ
誕生日:1959年2月14日
声質:ソプラノ

ベルベットのような歌声を持つ美人オペラ歌手

当代きってのソプラノ歌手と言われる超人気の大御所オペラ歌手です。アメリカ合衆国・ペンシルバニア州出身で1959年生まれ。声楽教師を両親に持ち、恵まれた環境で声楽を学んできました。ニューヨークのジュリアード音楽学校などで声楽を学んだ後、西ドイツへ留学しました。

1986年、ザルツブルク州立劇場でデビュー。1988年ヒューストン・オペラで『フィガロの結婚』の伯爵夫人役の代理での成功を契機に世界の主要歌劇場でプリマドンナとして活躍します。1998年、2002年と二度のグラミー賞受賞とその経歴は素晴らしいものがあります。

第6位 アンナ・ネトレプコ

アンナ・ネトレプコ

名前:Anna Yur’yevna Netrebko
出身国:ロシア
誕生日:1971年9月18日
声質:ソプラノ

非常にチャーミングな美人オペラ歌手

インタビューでの会話。「オペラ作品の作曲家に会えたらどんな質問をしますか?」という問いに「会いたくない。どんな意図があって、どんなキャラクターを描いてほしいと思ってるとか、まったく聞きたくない。私は、自分で考えて自分の解釈で、そのキャラクターを演じたい。

すっごくわがままで強そうな印象がありますが、自分では「私はとってもスイートなのよ。」と言っちゃうところが彼女らしい。確かに、同僚や後輩には、親しまれているようです。もう、ベテランの年齢に入ってきましたが、いくつになってもその美貌は衰えを知らなさそうです。

第5位 イザベル・リナード

イザベル・リナード

名前:Isabel Leonard
出身国:アメリカ
誕生日:1982年2月18日
声質:メゾソプラノ

魅惑の美人オペラ歌手

ニューヨーク市生まれ。ジュリアード音楽院出身です。マリリン・ホーン、ブライアン・ゼガー、ウォーレン・ジョーンズ、マーゴ・ギャレットにも師事しました。彼女はいきなり大舞台でその才能を披露した人物です。デビューは、大学院修了後間もない2007年のことでした。

初舞台が世界のトップクラスの歌劇場であるメトロポリタン・オペラというのも凄い事です。彼女はニューヨーク生まれなので、地元のメトロポリタン・オペラというのも面白い話です。現在ではそのメトロポリタンを中心にして、各地の著名歌劇場で大活躍です。

第4位 エリーナ・ガランチャ

エリーナ・ガランチャ
名前:Elīna Garanča
出身国:ラトヴィア
誕生日:1976年9月16日
声質:メゾソプラノ

クールビューティな美人オペラ歌手

現在最高の人気を誇るメゾソプラノの一人です。ラトヴィアの音楽一家に生まれ、母親は有名な歌手だったそうです。子供時代は苦労も多かったようで、生き抜く事自体が大変だったと語っています。声だけで聴衆を感動させるまでになったのですから、人一倍の努力があったのでしょう。

語学が達者で、ラトヴィア語は当然、英語、フランス語、ドイツ語は流ちょうに話します。イタリア語もロシア語も話せるそうです。ブラボー!彼女がスターになったきっかけは2010年メトロポリタン歌劇場の『カルメン』でした。その後、トントン拍子に世界の歌姫になりました。

第3位 リゼット・オロペーサ

リゼット・オロペーサ

名前:Lisette Oropesa
出身国:アメリカ
誕生日:1983年9月29日
声質:ソプラノ

女優のように綺麗な美人オペラ歌手

ルイジアナ州ニューオーリンズで生まれ、バトンルージュで育ちました。 彼女はキューバ系アメリカ人です。彼女は最初はフルート奏者に憧れて勉強していましたが、母親の提案もあり ルイジアナ州立大学のLSUスクールオブミュージックの音声学部のオーディションを受けます。

オーディションに合格し、彼女のオペラ歌手としての人生が始まりました。その後、メトロポリタン歌劇場でも勉強し、同歌劇場でピンチヒッターとして登場したのがメジャー初舞台(5回公演)でした。これが大成功を納め、彼女のプロとしてのキャリアがスタートします。

最初はメトロポリタン歌劇場で着々と足場を固め、スターへの階段を一歩一歩上っていきました。同歌劇場で行われた彼女の出演した演目はどれも成功を納めます。そこからの彼女は世界各地の有名な歌劇場から声が掛けられ、出演する演目は彼女への賛辞に包まれました。

レパートリーも広く、今世界的に活躍するソプラノの一人となりました。悩み事は太ることだと語っています。オペラ歌手は重い衣装を着て、舞台を動きながら歌わねばなりません。体力勝負の体育系でもあるのです。しかし、太ることは許されません。その葛藤にも戦っているようです。

第2位 モイツァ・エルトマン

モイツァ・エルトマン

名前:Mojca Erdmann
出身国:ドイツ
誕生日:1975年12月29日
声質:ソプラノ

才能に恵まれた美人オペラ歌手

ハンブルグ生まれ。6歳からヴァイオリンのレッスンを始め、ハンブルク国立歌劇場の児童合唱団でも歌っていました。14歳になるとエヴリン・ヘルリツィウスの下で声楽を学び始め、その後ケルン音楽大学でハンス・ゾーティンに師事。ケルン音楽大学ではヴァイオリンも学びました。

2006年ザルツブルク音楽祭デビュー、翌年も出演し、「フェスティヴァルのサプライズ」と賞賛されました。その後もザルツブルグ音楽祭には何度も出演しています。この音楽祭に呼んでもらう事さえ難しい事なのに、今では彼女無くしては成り立たないといっても過言ではありません。

極めて多彩なレパートリーの持ち主であり、現代音楽の歌い手としても活躍しています。ベルリン国立歌劇場の武満徹『マイ・ウェイ・オブ・ライフ』世界初演(ケント・ナガノ指揮)で同歌劇場にデビューしました。世界的な歌劇場にも、引っ張りだこの彼女です。

また、リート歌手としての公演機会も多くあります。とにかく声質が良く、歌が上手いのですから、世界が放って置くことはありません。東奔西走の日々を送っています。日本にも6回ほど来ています。リサイタルも行いましたから、聴いた方も多くいると思います。

第1位 バルバラ・フリットリ

名前:Barbara Frittoli
出身国:イタリア
誕生日:1967年4月19日
声質:ソプラノ

世界の「DIVA(歌姫)」

ついにNO.1の登場です。6歳からピアノを始め、ミラノのジュゼッペ・ベルディ音楽院では最初ピアニストを目指しました。しかし、教師の勧めで16歳から声楽に転向。19歳でジョバンナ・カネッティに師事して頭角を現し、最優秀で卒業。その後、数々の国際的なコンクールで優勝します。

1995年にデビュー以来、メトロポリタンオペラの主要な歌手の一人であり、『カルメン』、『オテロ』、『ファルスタッフ』、『ドンジョバンニ』、『コジ・ファン・トゥッテ』などのオペラで80曲以上の公演を行っています。モーツァルトとヴェルディを主要なレパートリーとしています。

1993年ウィーン国立歌劇場にデビュー。以後、イタリア女性の持つ明るさと舞台映えする美貌、軽やかで柔軟な節回し、艶っぽい歌声、そして演技力も評価され、以来、欧米の主要歌劇場で活躍しています。ヴェルディ『レクイエム』などコンサート・ソリストとしても定評があります。

来日は数多く、2008年ウィーン国立歌劇場来日公演で、モーツァルトの『コジ・ファン・トゥッテ』、2011年メトロポリタン歌劇場来日公演で『ボエーム』に出演しました。その他の歌劇場が来日する際に、彼女も一緒に協演しているため、日本でのファンも多くいます。

まとめ

世界の美人オペラ歌手を10人挙げてきました。NO.1はフリットリを挙げましたが、皆さんの採点はどうでしたか?正直な話、ここに挙げた歌手たちはみんな綺麗で、順位を付けるのがはばかられました。世界の歌姫たちは綺麗な人が多くて10人に絞るのも大変でした。

本当にクラシック音楽界は美人の宝庫です。ただ単にクラシック音楽を聴くだけではなく、DVDやYouTubeで視聴でするのも乙なものです。その美貌と魅力的な声に釘付けになること必至です。オペラ公演のチケットは非常に高価なので、これで我慢しましょう。

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