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カリーナ・カネラキス 女性指揮者

女性指揮者は現在でも少数派ですが、めきめきと実力を発揮してきた実力派指揮者が、カリーナ・カネラキスです。現在はオランダ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者の座にあります。そして、ベルリン放送交響楽団の首席客演指揮者としての活動も始まったそうです。

女性指揮者として、オーケストラのポジションに就く事がいかに大変だったか、その苦労は並大抵ではなかったと思います。何よりも彼女の才能が優れていた結果なのでしょう。もう、オーケストラの中での女性進出は当たり前ですが、指揮者にもその波が来ているとも考えられます。

少しずつ女性指揮者の活躍は始まっていますが、カリーナ・カネラキスのように世界的に有名なベルリン放送交響楽団の首席客演指揮者に付けるのは、そう多くはありません。女性指揮者として一歩先を行く、カリーナ・カネラキスを紹介したいと思います。

カリーナ・カネラキス、略歴

カリーナ・カネラキス 女性指揮者
カリーナ・カネラキスは、ニューヨークの家庭に生まれ、父親は指揮者、母親はピアニスト、弟はチェロを弾き、自身はヴァイオリンを演奏する音楽一家でした。しかし、最初は指揮には興味がなかったそうです。ヴァイオリニストとしてプロになろうと思っていたそうです。

しかし、ベルリン・フィルのオーケストラアカデミーでベルリン・フィルと一緒に演奏した経験から、自分が音を出さないで音楽を奏でることに興味を持ち、指揮者への道を志しました。その時、ベルリン・フィルの芸術監督サイモン・ラトルに背中を押されたそうです。

カネラキスはヴァイオリンの演奏を続けながら、ニューヨークのジュリアード音楽院の指揮科に入学。やはりヴァイオリニスト、ヴィオリストから指揮者となったアラン・ギルバートらに師事します。ジュリアード音楽院にすぐに入学出来るのですから、元々才能のある方だったのですね。

2016年春に「サー・ゲオルク・ショルティ・コンダクティング・アワード」(ショルティ財団主催)を受賞。ロンドンの大手音楽マネジメント会社アスコナス・ホルトと契約。2017年のプロデビュー以降、各地のオーケストラに招待され、現在の地位を作りました。

2019年プロミス大成功

世界最大規模の音楽祭BBCプロムス(プロムナードコンサート)2019のオープニング(“The First Night of the Proms„と銘打たれる初日公演)に抜擢され、BBC交響楽団、BBCシンガーズとともにヤナーチェクの『グラゴル・ミサ』を演奏し、喝采をあびました。

BBCプロムスのオープニングに招待される指揮者は、とても限られており、非常に名誉な事です。そこに招待されて、素晴らしい演奏を奏で、この音楽祭を華々しくオープニングさせた事は、性別を超えて、一指揮者として正当に評価された証です。

指揮者・カリーナ・カネラキス

黒いパンツスタイルのスーツを着て、紙を1つに束ねたカリーナ・カネラキスは、颯爽と舞台に登場してきます。美人なのにまずびっくり。この女性がどんな音楽を作り出すのだろうと興味新々です。さっと、腕を上げ、指揮棒を振り下ろす様はカッコイイの言葉がピッタリ。

カネラキスの指揮ぶりは、全身を使ったしなやかな動きが特徴的です。なかなか豪快な所もあり、オーケストラにとって分かり易い指揮をしています。可憐な雰囲気とは異なり、カネラキスの創り出す音響は、シャープな切れ味を感じさせます。音楽的強さも伝わって来ます。

今後のカリーナ・カネラキス

カリーナ・カネラキスが主席指揮者を務めるオランダ放送フィルハーモニー管弦楽団はもとより、パリ管弦楽団、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団、サンフランシスコ交響楽団、チューリヒ歌劇場などとの公演が決まっており、期待が高まります。

出来るなら日本でのオーケストラ公演に期待したいところですが、いつになるか楽しみでもあります。これだけ、世界的に有名になりましたから、早く日本でのデビューコンサートが聴きたいものです。オジサンは首を長くして待っています。

まとめ

今後期待の持てる逸材が出てきました。女性指揮者というだけで、実力とは関係なく、色眼鏡で見ている人も多いと思われますから、そんな事を払拭するような活躍を期待しています。女性ならではの表現力という物もあるはずです。上手く使いこなしてほしいと思います。

指揮者としては、まだまだ、若いですから、どう変わっていくのか、非常に楽しみです。世界的に見ても、小澤征爾クラスの指揮者は引退の時期を迎えます。その後を担ってくれるような指揮者を皆、待ち望んでいます。その点でもカリーナ・カネラキスを応援していきたいです。

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