
反田恭平が想い描く、日本のクラシック音楽界を築く、第一歩となる事でしょう!今回はピアニスト、そして実業家でもある反田恭平の経歴や、新レーベルNOVA Recordが打ち出す先進的な事業内容など、日本クラシック界の未来を覗くような内容となっています。
反田恭平【ピアニスト】
1994年生まれ、高校在学中に日本音楽コンクールで第1位を獲得。その後もイタリア、ロシアなど世界各国にて活躍しました。2016年に行われたデビューリサイタルのチケットは2000席全て完売!日本一のホールとも呼び声高いサントリーホールを圧倒的演奏で包みました。
デビューから僅か4年、コンサートだけでなく「題名のない音楽会」「情熱大陸」等のメディアにも多数出演!今もっとも勢いのあるピアニストとして注目されています!そんな若きエリートピアニストは、設立した新レーベルに一体どのような夢を見ているのでしょうか。
NOVA Record設立
2019年7月17日にピアニスト反田恭平氏による新レーベル「NOVA Record」の記者発表が行われました。Nova Recordは現在のシステムを良しとせず、クラシック音楽のゴールデンエイジとも言えるベートーベンやショパンたちのような、演奏家主体の音楽配信を行なっていくと発表しました。
事務所が用意してくれた曲・場所・時間で、ただ演奏をするのではなく、過去の偉人たちのようにセルフプロデュース力を持った音楽家を生み出す狙いもあるようです。高嶋ちさ子さんのような何でもできる演奏家をたくさん排出するようなレーベルになる事を期待しています!
NOVA Recordの幕開け
反田がプロデュースする若手実力派を揃えたMLMナショナル管弦楽団のメンバー10名のソロアルバムを各一枚ずつ、計10枚同時リリースする事からスタートする事を発表しました。このCDは演奏会ツアーでしか購入できない為、欲しいと思った方はすぐにチケットを入手しましょう!
MLMナショナル管弦楽団チケット販売イープラス
そしてMLMナショナル管弦楽団のライブ音源を配信するサービスを開始します。7月26日にサントリーホールで開催される演奏会のライブ音源が8月上旬から全世界に向けてインターネット配信される模様です!
デュオアルバムのリリース
若手実力派ピアニストの務川慧悟と反田氏による、ピアノ2台を使ったデュオアルバムのリリースが発表されました。務川は2012年第81回日本音楽コンクールで反田と共に第1位を受賞。そんな拮抗した実力を持つ2人はそれ以来お互いをリスペクトしあう親密な間柄となりました。
務川は反田氏が代表を務める「株式会社NEXUS」の所属アーティストとなり、記者発表の場にも務川が登壇。「(反田の)人を惹きつける力に注目してきた。友人として信用している」と述べ、日本クラシック音楽界を背負って立つ若手二人の意気込みを感じさせてくれました。
若手育成の為の音源
ピアニストを目指すなら誰もが通るハノン、ツェルニー、ブルグミュラーといったピアノ練習曲を音源化し、リリースする事を発表しました。若手ピアニストの模範となる音源がほとんどなかった事から反田氏自らが録音し、未来のピアニストの為の学習ツールを提供していくとの事です。
発表を受けて、この企画がいかに革新的なプログラムなのか、ハッとしたクラシック音楽好きやピアノ学習者は多いのではないでしょうか。グローバルスタンダードが確立されれば、日本の演奏家の技術は飛躍的な成長を遂げる事が予想されます!
本格的ソロアルバムのリリース
反田氏が提唱していた、現代音楽家のセルフプロデュース力の欠如を払拭するべく、自ら本格的なソロアルバムを自身のレーベルからリリースする事を発表しました。デビュー以来、契約していた日本コロムビア株式会社を離れてから、初のソロアルバムという事でぜひ期待しましょう!
反田の最終目標
自身の夢と語る、学校設立に関しても言及しました。自らが設立した音楽学校から世界的に活躍できるソリスト・アーティストを排出する事を最終目標と名言しました。本当にこんな事が起これば日本クラシック界に大きな変革がもたらされ、音楽の国と言われる日が来るかもしれません。
まとめ
反田恭平が設立した新レーベルNova Recordについて見てきました。今を生きる一流の音楽家による革新的な発表はクラシックを愛する全ての人にとって朗報だったのではないでしょうか。今後、彼の夢が実現し、日本がクラシック音楽大国になる事を願うばかりです。