ランニングの時におすすめのクラシック音楽

今や一大ランニング・ブームが起こり、皇居の周回コースの朝や休日の混みあいは半端ではありません。また、各地でマラソン大会が行われ、参加人数の多さに驚かされます。日本人がこれほど走る事を好む人種とは知りませんでした。

体調を維持するためや本格的にフルマラソンを目指している人など、理由は様々でしょうが、毎日のようにランニングしている方たちは多くいると思います。どうせランニングするなら、ただ時計とにらめっこして走るより、素敵な音楽を聴きながら走るのが理想的ですよね。

クラシック音楽の中でランニングに向いた楽曲を紹介したいと思います。ランニングしながらでも邪魔にならず、快適に聞き流せる音楽を集めてみました。あくまでランニングがメインですので、音楽によって楽しんでランニングが出来る楽曲を紹介します。

ランニングのための音楽の判断基準

  1. 音程の高低差があまりなく、ランニングしながらでも聴こえる楽曲
  2. ランニングのペースを乱す事のない楽曲
  3. ランニングが楽しくなる楽曲
ランニングの邪魔にならない事が基本なんですね!!
そしてランニング中でも音楽が聴こえる楽曲が最高じゃ!!

第10位 モーツァルト『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』

モーツァルトの音楽には集中力を上げる効果があると言われています。その中でまず挙げたのが『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』。程よい音楽で、リラックスムードもあり、ランニングにもピッタリの楽曲です。有名な楽曲ですので、クラシック音楽と身構える必要もありません。

朝の眠さを吹き飛ばしてくれる音楽でもあり、さあ、走るかという気持ちを高めてくれる音楽です。取り合えず、クラシックを聴いてランニングしてみようと思う人にとっては、入門編のような曲目です。という事で第10位にランキングしました。

第9位 ヨハン・シュトラウス2世『春の声』

ヨハン・シュトラウス2世のワルツはランニングに結構向いている楽曲が多くあります。何といってもこの楽曲を聴いていると軽快にランニングできます。早すぎず遅すぎず、クラシック音楽を楽しみながらランニングできると思います。

楽しい曲目ですから、陽気な気分が味わえ、苦しさを感じずにランニングできます。3拍子のリズムに最初は慣れない人もいる事でしょう。しかし、聴いているうちに「ズンチャッチャ」のリズムが心地よくなってくるはずです。10位よりは楽しみながら走れると思いますので9位です。

第8位 ヨハン・シュトラウス2世『美しく青きドナウ』

第8位もヨハン・シュトラウス2世の有名なワルツ『美しく青きドナウ』です。優雅な気分を味わいながらランニングできます。河川敷をランニングする人は景色に映る川をドナウ川とイメージしてランニングしてみる事も一興です。この楽曲も楽しんでランニングできます。

ほとんどの方が知っている曲目かと思います。聴くのならカラヤンの演奏のような早めのテンポの方が走りやすいと思います。9位よりはよりテンションが上がる音楽ですので第8位としました。ここまでの3曲は入門編の楽曲ですが、まずはこれらで耳慣らししてほしいです。

第7位 ベートーヴェン『ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」』

ランキング第7位はベートーヴェン・スプリングソナタです。春の喜びをイメージして作曲された音楽ですので、楽しみながらランニングできると思います。大切な事は楽しみながら行う事ですから、このような楽曲は良くランニングに合っていると思います。

ベートーヴェンがランニングに合うのかと思われる人も多いでしょう。でも、こんな優しい曲も多いのです。判断基準のランニングの邪魔にならなくて、楽しみながらという事もきっちりとクリアできます。もしかすると、飽きてしまう人もいるかもしれないと思い、この順位です。

第6位 ヴィヴァルディ『四季』

バロック音楽は判断基準にぴったりで、音程の幅が少なく、街中でも音が途切れる事がなく聴き続ける事ができます。全曲素晴らしい曲が並んでいますから、特に季節に拘る必要はないです。もし、自分が好きな季節の曲があるなら、それだけ聴く事もOKです。

今日は「春」、明日は「夏」という風に毎日変えて聴くのもアリですね。各季節とも同じような録音時間なので走るためのいい目安ともなるでしょう。各季節の第2楽章がテンポが遅すぎてリズムに乗れない人も出てくるかもしれないと思い、第6位です。

折り返し地点じゃ。ランニングする時は水分補給を忘れない事じゃ!!

第5位 モーツァルト『ピアノ・ソナタ第11番「トルコ行進曲付き」』

とても優しい楽曲です。ピアノ曲ですからバロックと違って音程の差が大きく、ランニングしながらでは聞こえにくい事もあるかもしれません。しかし、テンポ的には問題ないと思います。気持ち良くランニング出来るでしょう。特にトルコ行進曲の時は快適です。

優しい気持ちになってランニングできます。脳から気持ちが良くなる物質が多く分泌されてくる感じがすると思います。モーツァルトの感じた幸福感が自分に伝わってくる楽曲です。雑音が多いところでは聞き取れない部分が出てくるかもしれないので第5位に置きます。

第4位 ベートーヴェン『交響曲第6番「田園」』

ゆったりと長い時間ランニング出来そうな楽曲です。田舎の雰囲気が満載の楽曲ですから、気持ち的にも余裕を持ってランニング出来る事でしょう。のどかな風景を描写した音楽ですから、周りの景色を味わいながら走るのも楽しいはずです。

およそ40分ほどの曲ですから、ちょっと長めの距離を走るにはちょうど良いかと思います。交響曲で難しそうな曲と思う人もいると思いますが、ベートーヴェンが田舎に行った時のゆったりとした気分を表現している曲ですので、安心してお勧めできます。

第3位 ロッシーニ『ウィリアム・テル』序曲

有名な序曲ですが、誰もが知っている部分まで辿り着くまでが少し時間が掛かります。トランペットのファンファーレが響き渡って最も有名な部分に達すると、ペースアップしてしまいそうですね。しかし、この楽曲ならば軽快にランニングできますよ。

いよいよBEST3です。最初は優しい曲ですが、途中から劇的に激しくなります。ランニングにも緊張感も必要ですから、丁度良い刺激になります。ここからまた音楽を楽しみながらペースを変えてみましょう。第3位の訳は上位2曲には楽しさが一歩及ばないからです。

第2位 バッハ『ブランデンブルク協奏曲第3番』

やはり上位はバロック、特にバッハを選びました。『ブランデンブルク協奏曲第3番』を敢えて選択してみました。ちょっと優雅な気分でランニングする事ができます。気持ちも落ち着きますし、今までと違い、走る意欲も湧き出してくる事でしょう。

ほぼ同じ音量なので、ランニングしながら聴くには丁度良い感じです。バッハの『ブランデンブルク協奏曲』は6曲ありますが、まずはこの第3番から聴いてみて下さい。きっと満足して頂けるはずです。第2位にしたのは第1位には敵わないからです。

第1位 バッハ『無伴奏チェロ組曲第1番』

ランキング第1位はバッハです。意外とこの音楽がランニングにぴったり嵌まります。チェロの豊かな音楽によって、集中力が高まり、疲れる事なくランニングできます。ランニングする事に幸福感も味わえます。バッハの偉大な楽曲を聴きながら、爽快な気持ちでランニングしましょう。

バッハのチェロの名曲を聴きながらランニングなんてカッコイイです。この楽曲は実に奥深いものがあります。それを味わいながらランニングする喜びは大きいものがあります。ランニングの楽しさの感覚がモーツァルトやシュトラウスⅡとは一味違っています。

バッハやベートーヴェンを聴きながらのランニング楽しそう!!
いつもの景色も違って見えると思うぞ!!

まとめ

ランニングに適したクラシック音楽をランキングしてみました。J-POPを聴きながらランニングするのも楽しそうですが、たまにはクラシック音楽を聴きながらも気分が変わっていいと思いますよ。ランニングにおっくうになってきた人もどうか一度チャレンジしてほしいです。

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