関連記事
-
ベートーヴェン最後の作品【後期弦楽四重奏曲】死の間際にたどり着いた音楽の頂点
ベートーヴェンといえば当然『運命』や『第9』といった交響曲が頭に浮かびます。しかし、余り一般的ではありませんが、クラシック音楽の到達点と言ってしまっても過言ではない、彼の集大成ともいえる別の作品群があ
-
サイトウ・キネン・オーケストラ【その誕生から今後の行方までを考察】
サイトウ・キネン・オーケストラは日本が世界に誇るオーケストラです。2008年『グラモフォン』誌による”The world’s greatest orchestras”で日本から
-
アルトゥーロ・トスカニーニ【不滅の大指揮者】
アルトゥーロ・トスカニーニという指揮者を知っていますか。20世紀初期から半ばに活躍した偉大なる指揮者で、ブルーノ・ワルター、ウィルヘルム・フルトヴェングラーと同時期に活躍しました。いつの間にか、この3
-
ルドルフ・ゼルキン【20世紀の巨匠】
20世紀の偉大なるピアニストとして知られるルドルフ・ゼルキンが亡くなって数十年の時が流れました。今でも彼の愛くるしい笑顔は忘れられません。その類まれなピアニストとしての才能だけでなく、その人柄からもた
-
絶対音感のある日常とは【苦痛が伴う驚異の才能】
音楽の世界に身を置く人間にとって憧れの才能でもある「絶対音感」は幼少期からの訓練によって養われるものです。その能力は人間の持つ素晴らしい才能のひとつですが、実は「絶対音感」を持つ多くの人はメリットより
-
女性指揮者が少ない理由とは【クラシック界の悪しき風習】
世界で活躍する女性の音楽家は数多くいます。しかしクラシック界で活躍している女性指揮者に関しては僅か30名程だと言う事をご存知だったでしょうか。30人と極少数ですが、この数すら多いと感じてしまう程、クラ