世界で一番歌われている歌が何か知ってる?【ギネス認定】

歌はこの世界中どこでも歌われています。J-POPもあれば、ロック、シャンソンもあります。街のカラオケ屋さんは毎日大賑わいです。皆さん歌が好きなんですね。一人カラオケなども人気のようですから、本当に世の人たちは歌う事が好きな方々ばかりなのですね。

そんな、歌が大好きな方々に問います。「世界で一番歌われている歌ってなーんだ?」。すぐに答えられた人は物知りさんです。大いに自慢してください。これは割と簡単な問題かと思います。多くの方がちょっと考えれば、答えられると思います。

分かった方に重ねて問います。「では二番目は?」。これはなかなか難問だと思います。これも分かった方は超鼻高さんです。かなりのクイズマニアです。すぐにクイズ番組に出て賞金をゲットしてください。たまには、こんな遊びも話のネタになると思います。

クラシック音楽でない事は確かですね。
おそらく世界の誰もが知っている歌なのだろうね。

世界一歌われている歌!

世界一歌われている歌!
ヒントを差し上げましょう。必ず毎日どの国でも複数回歌われています。アメリカを始め、ヨーロッパ、そして日本でも英語で歌われています。日本で歌う時でも日本語では歌いません。必ず英語で歌います。歌は各国共通ですが、一部分だけ違います。

な~んだ、その曲か

皆さんわかりますか?おそらく歌われていない日は無いと思います。さあ、何の曲かわかりますか?ちょっと考えてみてください。答えは『Happy Birthday to You』です。な~んだってそれかと思った事でしょう。なるほどねって感じですね。

ギネスブックには、世界で最も歌われている英語の歌ナンバー1として載っています。誕生パーティをやる時には必ず歌いますよね。誕生日にこの曲以外聞いたことがありません。それだけ、全世界で知られている曲で、歌われている曲なのです。

原曲は違う歌

原曲はアメリカ人のヒル姉妹(姉のMildred J. Hillと妹のPatty Smith Hill)が作詞・作曲した『Good Morning to All』です。作曲されたのは1893年でした。この原曲の著作権収入もギネスにNO.1として認定されています。こんなに全世界の歌になったのですから当然です。

【元となった曲『Good Morning to All』の歌詞】

Good morning to you,
Good morning to you,
Good morning, dear children,
Good morning to all.

『Happy Birthday to You』はこの曲だけ頂いて、歌詞だけを変えた曲だったのです。1920年前後に「Good Morning」を「Happy Birthday」に置き換えた、『Happy Birthday to You』が作詞されたとされていますが、詳しい時期や作者は不明です。

なるほど。この歌でしたか。納得ですね。
毎日世界各地で何回も歌われている事だろうね。

世界で二番目に歌われている歌!

世界で二番目に歌われている歌!
これはちょっと難問です。私も知らない曲でした。主にアメリカやイギリスの子供達が歌う曲なのだと思います。日本では知られていない曲なのかもしれません。この曲も誕生日に歌う曲のようです。さあ、なんという曲か分かりますか?ギブアップでしょうか?

この歌知ってる?

答えは『For He’s a Jolly Good Fellow』でした。皆さん、ご存知でしょうか?

誕生日や結婚式、結婚記念日、職場での昇進祝いやスポーツイベントの入賞者への表彰式など、おめでたい席や祝いの場で歌われる定番の「お祝いソング・誕生日ソング」となっているそうです。私は今まで聞いた事もありませんし、曲名すら知りませんでした。

歌詞(アメリカ版)
For he’s a jolly good fellow,(3回繰り返し)
which nobody can deny!(3回繰り返し)

日本語訳
彼はいいやつだ 誰も否定できない

歌詞(イギリス版)
For he’s a jolly good fellow,(3回繰り返し)
and so say all of us!(3回繰り返し)

日本語訳
彼はいいやつだ みんなそう言う

ギネスブックでは、世界で最も歌われている英語の歌ナンバー2となっています。この曲が『風と共に去りぬ』の映画でアシュレーの誕生日に歌われるシーンがあるそうです。『風と共に去りぬ』ファンにとっては易しかったかもしれませんね。

第2位も誕生日などのお祝いの席で歌われるものでした。
やはり祝福系の歌が上位に来るのは当然の結果だね。

世界で三番目に歌われている歌!

世界で三番目に歌われている歌!
さてさて、ナンバー1、ナンバー2と来ましたが、ナンバー3は何でしょうか?これは日本語訳で歌う機会も多い曲ですから、曲自体は皆さんご存知かと思います。おそらく、小学生からご年配の方まで、誰もが知っているし、歌える曲だと思います。

新年のカウントダウンの曲

答えは『Auld Lang Syne』です。現在の英語で表せば「old long since」(古き良き日々)。スコットランド民謡、日本では『蛍の光』の原曲として知られています。古くからスコットランドに伝わっていた歌で、現在に至るまで、特に年始、披露宴、誕生日などで歌われるそうです。

毎年ニュースで見ますが、ニューヨークのタイムズスクエアに詰め掛けた人々達が、新年へのカウントダウンが始まると、歌いだす歌が『Auld Lang Syne』です。英語圏で新年を迎える曲として定番になっています。ギネスブックでは、世界で最も歌われている英語の歌ナンバー3です。

歌詞について

歌詞を現在に伝わる形にしたのは、スコットランドの詩人のロバート・バーンズです。

Should auld acquaintance be forgot,
and never brought to mind ?
Should auld acquaintance be forgot,
and days of auld lang syne?

  CHORUS:
  For auld lang syne, my dear,
  for auld lang syne,
  we’ll tak a cup o’ kindness yet,
  for auld lang syne.

And surely ye’ll be your pint-stoup!
And surely I’ll be mine!
And we’ll tak a cup o’ kindness yet,
for auld lang syne.
(CHORUS)

We twa hae run about the braes,
and pou’d the gowans fine;
But we’ve wander’d mony a weary fit,
sin’ auld lang syne.
(CHORUS)

We twa hae paidl’d in the burn,
frae morning sun till dine;
But seas between us braid hae roar’d
sin’ auld lang syne.
(CHORUS)

And there’s a hand my trusty fiere!
And gies a hand o’ thine!
And we’ll tak a right gude-willie waught,
for auld lang syne.
(CHORUS)

旧友は忘れていくものなのだろうか、
古き昔も心から消え果てるものなのだろうか。

コーラス:
 友よ、古き昔のために、
 愛のこの一杯を飲み干そうではないか。

我らは互いに杯を手にし、いままさに、
古き昔のため、親愛のこの一杯を飲まんとしている。

(コーラス)

我ら二人は丘を駈け、可憐な雛菊を折ったものだ。
だが古き昔より時は去り、我らはよろめくばかりの
距離を隔て彷徨っていた。

(コーラス)

我ら二人は日がら瀬に遊んだものだ。
だが古き昔より二人を隔てた荒海は広かった。

(コーラス)

いまここに、我が親友の手がある。
いまここに、我らは手をとる。
いま我らは、良き友情の杯を飲み干すのだ。
古き昔のために。

(コーラス)

第3位は『Auld Lang Syne』でした。どれも祝福系の歌が上位になりました。
この歌はハイドン、ベートーヴェン、シューマンといった著名な作曲家たちも編曲しているのだよ。

まとめ

世界で最も歌われている歌の3曲を挙げました。皆さん、ナンバー1からナンバー3までご存知だったでしょうか。こういう知識袋も必要な時があります。覚えていて損はないと思います。どこかで、話のネタに取り上げていただけたら幸いです。

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