関連記事
-
ブラームス『交響曲第4番』【ブラームス自身が最高傑作と評した交響曲】
『交響曲第4番』はブラームス最後の交響曲になります。『交響曲第3番』の完成をみた翌年、51歳になったブラームスは避暑地ミュルツツーシュラークでこの作品の作曲を開始しました。 1884年には前半の2楽章
-
ベートーヴェンに関する捏造事件【シンドラーの大罪】
ベートーヴェンには何人かの弟子がいましたが、そのうちの一人に私設秘書も兼ねていたアントン・シンドラーという男がいました。彼は取り巻きの一人として働いていたようです。 シンドラーはベートーヴェンの死後、
-
パリ管の首席指揮者が空席となった理由とは
パリ管弦楽団の首席指揮者は現時点で空席なので、どうしたのかなと調べてみると、ダニエル・ハーディングが契約の延長をせずに辞任したと分かりました。そこには大変面白い事実があったのです。何と彼はパイロットに
-
ベートーヴェン 交響曲第2番【挑戦への準備】
ベートーヴェンの交響曲は第1番、第2番を除いてはどれも特徴ある交響曲ですので、書くべきキーワードを持っていますが、いかんせん最初の2曲については、影の薄い楽曲で、どういうスタンスでこれらの交響曲を紹介
-
日本クラシック音楽界に残る珍事【指揮台から落下した男】
日本のクラシック音楽界に語り継がれる歴史的珍事があります。それは山田一雄(1912~1991)という有名な指揮者が、コンサート中に指揮台から転げ落ちるという誰もがびっくりする事故を起こしたのです!!本
-
ザビーネ・マイヤー事件【帝王カラヤンとベルリン・フィルの確執】
ベルリン・フィルが創立100周年を迎える年、カラヤンとベルリン・フィルの間で一人の女性クラリネット奏者の入団を巡ってトラブルが発生しました。このトラブルはその後誰も考えもしなかった展開を見せるようにな